株式会社 西日本防災システム
株 西日本防災システム
 ▼                    参 考 資 料
参考資料 消火器の能力単位
消火器は様々な大きさがあり、使用薬剤もたくさんあります。その中でそれぞれの消火器の持つ消火能力を
表示する手段として能力単位が使われています。
能力単位を判定する際にはA火災・B火災 それぞれの消火模型を使い、消火可能な模型の大きさや個数によ
能力単位が与えられます。
A火災模型 杉など気乾材90本を組み上げたものの下部にオイルパンを置き、ガソリンを入れ点火。
        3分後に消火を開始し、薬剤すべての放出後2分以内に再燃しない場合、消火完了となり
        能力単位が与えられます。   下図参照
B火災模型 水12cm,ガソリン3cmの深さに入れたのち点火、1分後から消火を開始し、消火薬剤の完全
         放出後1分以内に再燃しない場合、消火完了となり能力単位が与えられます。
C火災 電気設備などに設置する場合、感電の恐れがあるか否かの区分で、能力単位はありません。
たとえば一般的なABC-10型消火器の場合能力単位A-3 B-7 Cと表示されています。
              あなたの防火対象物には消火器は何本必要?
一般的な防火対象物を例に考えます。 危険物等の場合は下記へ


1  必要とされる 能力単位 を計算します



2  そのために 基本床面積 を出します

防火対象物のグループを選択してください



グループ 防火対象物用途
劇場・映画館・演芸場・観覧場・キャバレー・カフェ・ナイトクラブの類・遊技場・又はダンスホール・風俗営業店等・カラオケボックス等・認知症高齢者グループホーム・老人短期入所施設・特別養護老人ホーム等・地下街・地下道等・重要文化財・重要有形民俗文化財・史跡等の建造物・総務省令で定める舟車
公会堂・集会場・待合・料理店の類・飲食店・百貨店・マーケット・その他物品販売を営む店舗又は展示場・旅館・ホテル・宿泊所・その他これに類するもの・寄宿舎・下宿・共同住宅
病院・診療所・授産所・老人デイサービスセンター・小規模多機能型居宅介護施設・軽費老人ホーム・幼稚園または特別支援学校・公衆浴場のうち蒸気浴場・熱気浴場の類・作業場・映画スタジオ・テレビスタジオ・自動車車庫・駐車場・飛行機又は回転翼機の格納庫・倉庫
小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・高等専門学校・大学・専修学校・各種学校・その他これに類するもの・図書館・博物館・美術館・その他これに類するもの・車両の停車場・船舶もしくは航空機の発着場(旅客の乗降又は待合の用に供する建築物に限る)神社・寺院・協会の類・ 1〜 14項に該当しない事業所(事務所)
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を選択された方・・・・・・  防火対象物の構造は 耐火構造ですか
              YES  基本となる1単位の床面積は 100u です
                 no   基本となる1単位の床面積は 50u です
を選択された方・・・・・・  防火対象物の延べ面積 150u 以下の場合設置義務はありません
             150u 以上の場合       防火対象物の構造は 耐火構造ですか
                          YES  基本となる1単位の床面積は 200u です
 
                        no   基本となる1単位の床面積は 100u です
を選択された方・・・・・・  防火対象物の延べ面積 300u 以下の場合設置義務はありません
             300u 以上の場合       防火対象物の構造は 耐火構造ですか
                          YES  基本となる1単位の床面積は 400u です
                        no   基本となる1単位の床面積は 200u です
                 3  床面積 ÷ 算出された床面積 = 必要な能力単位
               4  必要能力単位÷消火器のA火災の能力単位=必要な消火器本数 
(例)    防火対象物の用途は 床面積600uの倉庫(準耐火構造) です
       表から B に該当し、耐火構造以外ですので 基本面積 100u を導き出します。
      3 600÷100=6
      3 10型消火器のA火災に対する能力単位は3ですので   6÷3=2 となり 2本設置となります。
この算出方法は、消火器の能力単位を基本にしています。
設置基準には、歩行距離20m以内の基準もありますので、お気をつけください。
ですから上記例の場合、必要能力単位が6なので50型消火器(A10 B20)1本設置で 良し! とはなりません。
消火器工業会資料引用
  ★危険物・指定可燃物・大量の火気を使用する場合などは
危険物が有る場合(少量危険物のみ)           指定数量に対して 1単位
指定可燃物が有る場合                    指定数量の50倍に対して 1単位
電気設備(発電設備・変圧器)が有る場合(少量危険物のみ)         100uごとに 1本
多量の火気を使用する場合                       25uに対して 1単位
消防用設備の設置単位は基本的には 棟 単位なのですが、令8区画収容人員の算定複合用途に係わる算定
床面積の算定等によりその設置基準は大きく変化しますので、ご注意ください。
こちらの 消防用設備の算定資料 もご参照下さい。
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