H.19.02.03.
平成18年 1月−9月 の火災概要
昨年度の9月までの火災概要が総務省消防庁防災情報室から発表されました。以下概略です。
1. 総出火件数は40,451件で一昨年同期に比べ-2,773件。 良好!
2. 火災による死者は1,552人で一昨年同期に比べ-6人。 良好!
負傷者は9人増加。 まずまず?
3. 住宅火災による死者は862人で一昨年同期に比べ9人増加で過去最多となりました。
良くない!
4. 上記862人の内約6割の487人が65歳以上のお年寄りでした。 ダメ!
5. 出火原因の1位は放火、2位コンロ、3位たばこ、4位放火の疑い、5位焚き火、となっています。
放火と放火の疑いを合計しますと8,000件以上あり全体の20.7%にも達しています。
以上でお分かりの様に、火災発生総件数が減少し、死者総数も減少したにも拘らず住宅火災に
よる死者が増加している事は、かなり深刻です。特にお亡くなりになった方の半数以上がお年寄り
である事実は何らかの対策が必要である事を示しています。
その意味合いで 住宅用火災警報器 の設置義務が法制化されたのですが、あくまで新築戸建て
に対する規制で、既設住宅での設置実績と効果が現れていない様に思えます。
お年寄りのいらっしゃるご家庭は是非 住宅用火災警報器 の早期の設置をご検討ください。
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