H.21.09.16.
不幸な惨事が少年に起こってしまいました
大阪市東成区の駐車場で、消火器の暴発により少年が意識不明の重体となってしまいました。
経 緯
消火器は20年ほど前からその駐車場にあり、点検もされずに放置されていたようです。
ですから容器自体の劣化が相当激しかったものと思われます。 特に溶接部分はひどかったの
ではないでしょうか。
そんな消火器を小学生がいたずら心で遊んでいる内、安全ピンが外れ、取っ手を握ってしまった
のでしょう。 内部のボンベからガスが放出され、問題のない状態でしたら粉末薬剤がノズルから
放射されるのですが、容器に内圧に耐える力が無かった場合、溶接部分で破裂します。
容器が分解し道路を隔てた所まで飛んでいたようですので、恐らく少年は地面に消火器を置いて
ハンドルに体重をかけて放出したのでしょう。
圧力により容器は分断され、少年の頭部を直撃しなら飛んで行ったものと思われます。
本当に不幸な惨劇だと思います。 本来火災から人の命を守るべき道具の消火器によって生命に危険
が及んでしまった 悲しい事故です。
少年の一日も早い回復を願っております。
ご 注 意 !
●古くなった消火器は絶対放出しないで下さい. 処分はわれわれのような専門業者にお任せ下さい。
●消火器の保管状況を今一度 ご確認下さい。
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